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麻生フィルハーモニー管弦楽団 第58回定期演奏会

皆さんは「クラシックコンサートを聴きに行くとしたら何の曲を聴きたい?」と聞かれたら何と答えますか?

私は「ドヴォルザークの交響曲第九番『新世界より』が聴きたい」と答えます。
多分、中学生の頃の私に聞いても同じ事を言ったと思います。

小学生の頃はクラシックなんて全く知らなかったのですが、中学生になって音楽の時間にいろんな音楽を耳にしました。その中で「堂々としていてなんてカッコいい曲なんだ」とこの曲が気に入って音楽の先生にCDを借りたのを覚えています。私が最初に聞いたのは「新世界より」の第4楽章。この曲としてはもっとも有名な部分だと思います。


そして同じくらい有名なのが第2章。
「家路」「遠き山に日は落ちて」等に編曲されているのでこちらの方が有名かも。


最初はあまり興味がなかった第1楽章、第3楽章も何度も聴いていくうちに好きになり、中学生の頃から第1楽章から第4楽章まで全てメロディを覚えていました。

最近同じ会社の方が厚木交響楽団にいるということで最近いろんな曲を聴きに行く機会が増えていました。
おかげさまでだいたい雰囲気もわかってきたことなので、一度は生で聴いてみたかった曲「新世界より」を聴きに行くことにしました。
有名な曲なので妻もある程度知っていましたし、娘も知っていました。
どうして娘が知っているかというと。。。

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この「リトルアインシュタイン」というアニメを小さい頃見せていたからなんです。
このアニメはTSUTAYAでみつけたんですが、英語と有名な絵画、有名な音楽を楽しみながら覚えられそうでしたし、娘も気に入っていたのでよく見せていました。

演奏会の情報を調べたのはこちらのサイト。
コンサートスクウェア
「新世界より」は演奏会でも結構人気らしく、私が調べた時にも複数件ヒットしました。

今回聴きに行ったのは「麻生フィルハーモニー管弦楽団 第58回定期演奏会」。
会場はこちら、川崎市の麻生市民会館大ホール。

パッと見、それほど大きなホールがあるように見えませんが、1,000人以上入れる大ホールが建物の中にあります。2時開場ということで1時50分くらいに会場に到着したのですが、既に長蛇の列が。さすが「音楽のまち・かわさき」というだけあって、音楽を聴きに来る方も多いようです。

そしてこちらがパンフレットです。

今回の演奏会で演奏される曲は次の2曲。
・ドヴォルザーク 交響曲第九番「新世界より」
・R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」

「新世界より」は頭の中のメロディと同じメロディがステージで奏でられ、「これを聴きたかったんだ~」と感動しっぱなしでした。同じメロディですが、やっぱりCDと本物は音が違います。
指揮者の方が結構長身で手足が長かったこともあり、見た目でもダイナミックな雰囲気が出ていました。

「英雄の生涯」は仕事が忙しかったこともあってまともに予習できていなかったのですが、「英雄の伴侶」のバイオリンの独奏と「英雄の戦場」の舞台裏からのトランペット演奏や戦場らしい音楽、「英雄の平和貢献」のハープの音色と特殊な表現が多数盛り込まれた曲でした。
演奏の最中にトランペットの3人がステージから退場した時は「あれ?何で退場するの?」と不思議でしたが舞台裏からの演奏が始まった時に「なるほど、遠くから聴こえている雰囲気を出す為にわざわざ舞台裏に行ったのか」と納得しました。

中学生の頃から気に入っていた曲の生演奏を初めて聴けたということはとても満足だったのですが、娘の態度が悪かったので「たった1分程度のピアノの曲でもすごく練習しなければ上手に弾けないことはわかっているだろう。ステージの上で演奏していた人たちがあれだけ長い曲をみんなで協力して演奏する為には相当な練習をしなければならない。もし自分が一生懸命練習してステージの上で演奏したのに、そんな態度のお客さんがいたらどう思うか。自分もピアノを弾く練習をしているんだから演奏する人の気持ちになって聴けるようになりなさい。」と叱りました。まったく。。。

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